旭市からフォレスターの鈑金塗装です。
【修理内容】クオーターパネルに２０ｃｍくらいのキズが付いてしまいました。日数がたってしまっているらしくサビも発生してきています。あまり長く放置しておくとサビは塗装のしたの見えない所でどんどん広がってしまうんですよね。今回はさほど広がってないのでセーフといった感じです。今回の部分はバンパーを外さなくてもギリギリ作業できる部分なので脱着部品なしで作業します。
【鈑金作業】まず塗料を削り鉄板をだして専用のワッシャーを溶接して、凹んだ部分を引き出し元の形に戻します。その上にパテ（粘土のようなモノ）を盛り、サンドペーパーで研いで滑らかにしてもとの形を復元します。
【下地処理】パテを盛った部分にサフェーサーを塗りサンドペーパーのキズやパテに混じった小さな気泡を埋めさらに滑らかにします。その次に塗装を施す部分に、足付け（塗料が剥がれない様に細かなキズを付ける）を行います。そのとき塗装の対敵である油分や汚れも一緒に除去します。
【塗装作業】四角いプレートに調色を行った塗料を吹き付けボディーとの色合いをチェックします。この白カラーは全部で６種の色からできています。今回はプレスライン（折り目）から下の部分だけ塗装します。それ以外の部分は余分な塗料が付かないようにビニールで保護します。
【完成】塗料を熱を掛けて乾燥させポリッシャーで磨いたら完成です。磨く時にコンパウンド（研磨剤）を使うのですが、荒目から中目そして細目と徐々に変えていくといい艶になります。
少しくらいのキズだからと放置するとサビの原因になります。「本格的な板金塗装はちょっと・・・」という方もタッチペイントくらいはしてサビの進行を防ぐ事をおすすめします。
ちなみにウレタンバンパーは錆びないので放置可です（苦笑）
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